地域の風景を守り、育くむ
樫山農園のある小松島市坂野地区は古くから米作りが盛んな地域でした。けれども昨今の高齢化や米価低迷により耕作放棄地が増えてきています。
樫山農園ではさまざまな事情で稲作ができなくなった水田を借り受け、米を育てています。
キヌヒカリ、コシヒカリ、あきさかり、あきだわらと言った、作付け時期や収穫時期の異なる品種を計画的に栽培しています。また有名酒メーカーと契約栽培を行い、山田錦などの酒米の栽培にも取り組んでいます。
種から収穫まで一貫生産
樫山農園では種から苗を育てています。
この時に温湯種子消毒をすることによって農薬の使用量を大幅に抑えることができ(慣行農業の1/5)、体にやさしい減農薬米生産が可能になります。
大型ライスセンターでの品質管理
本社横には大型ライスセンターを完備。
米の大きさによる選別と異物の完全な除去、またまた色彩選別機によるB品米の除外を行うことにより1等級品のお米になるように乾燥調製をしております。
こだわりあるエンドユーザーの元へ
樫山農園で育てられた米は、コープ自然派や大手米卸業者から全国へと届けられ、また最近では寿司店などの飲食店から直接注文をいただくことも多くなりました。
地域に根ざした農業法人として、これまで受け継がれてきた米作りを新しい形で次世代へとつなげ、地域の美しい田園風景を守り育くむ一端を担ってまいります。